工房織座のさざなみストール シルクリネンで上品な装い

今治の工房織座シルクリネンのさざなみストール

ふんわりまとう上品な空気と心地よさ

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[工房織座]シルクリネンのさざなみ

税別: ¥10,000

  • オリジナルセットあり
  • 別売化粧箱あり
  • 日本語の説明書付き
  • 英語の説明書付き

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豊かな自然が育んだ特別なストール

タオルの名産地として有名な愛媛県今治市。四季の移ろいある美しい山々、おおらかに広がる瀬戸内海。広々とした田畑。豊かな自然に恵まれた土地で、今日も100年前の旧式織機の音が響いています。
工房織座(こうぼうおりざ)のブランド、「kobooriza」からお届けする、上品でおしゃれなシルクリネンのさざなみストールは、やわらかな風合いの中に今治の美しい自然と穏やかな空気をそのまま吸い込んで織られたような、上質なストールです。サッと巻くだけでワンランク上の気品とセンスの良さを醸し出してくれるストールは、メンズアイテムとしても人気の逸品です。

さざなみストールを広げて手に持っている様子


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気品と心地よさを身にまとう喜び

艶やかな気品とやわらかさ、軽やかさに思わず感動。プレミアムな心地よさや手触りはどこからくるのでしょうか。
上品な細い糸を一本一本大切に織られた織物は、目で見て美しいだけではなく、手で触れた瞬間、身にまとった瞬間に「高級感」の全てを納得するような心地さえします。

シルクリネンのさざなみストールは、麻55%・シルク25%・綿20%の3種類の天然素材からつくられています。ちょっとひんやりするような麻のシャリ感、上品なハリと、シルクのさわやかな光沢と気品、そして綿のやわらかさを兼ね備えた、格別なストールなのです。

空気を含んだ美しい透け感が、程よく風を通し、また汗をかいても吸収・発散するので、春夏のシーズンに大活躍です。ファッションの差し色として使ったり、顔まわりにボリュームを出してくれたりするだけでなく、春夏の強い陽射しから首元を守ってくれます。シルクや綿は、夏にはサラリと涼しく、冬には保温性のある素材。季節の変わり目の肌寒いシーズンにも欠かせません。首にフワっとかけるだけ、巻くだけで装いを華やかにしてくれる、特別なストール、シルクリネンのさざなみ。しなやかでふんわりした空気をまとうような心地よさに、手放せなくなりそうです。

さざなみストールを首に巻いた女性が横を向いている

「たてよろけ平織り」で織られるさざなみ

「さざなみ」とは、水面にかすかな風がふくときにできる小さな波のこと。さざなみシルクリネンのストールには、緩急ある美しい波模様が広がっています。これは、工房織座独自の技術による、「たてよろけ平織り」によるもの。平織のたて糸が豊かな波のようにゆらいだラインで織られています。通常のフラットな平織の仕上がりとは異なり、やわらかな凸凹とさざなみ模様が出るのがポイントです。工房織座が100年前のシャトル織機を修繕し、オリジナルの改良を加えた「着尺一列機(きじゃくいちれつばた)」で、時間をかけて丁寧に表現されたさざなみなのです。

「たてよろけ平織り」という不思議な呼び名の織り方。艶やかな波模様は、身にまとったときの雰囲気まで格別に仕上げてくれます。高級感のなかにも親しみを感じさせるさわやかさ。くしゅっと丸めると、波模様にそってふんわりと空気を含み、きれいなグラデーションを見せてくれます。これは、他のブランドのストールにはない表現。織ってから布を染めるのではなく、染めた糸を「たてよろけ平織り」に織っているので、色の境目に波のラインが表れています。これも工房織座シルクリネンさざなみストールのおしゃれでプレミアムな特徴です。

ぐるっと丸めたさざなみストール

100年前の旧式織機で織るこだわりのストール「さざなみ」

工房織座オリジナルの織物を表現するのは、日本製の古いシャトル織機(しょっき)。最も古いものは100年も前の旧式織機です。
日本が世界に誇るトヨタ自動車の始まりも織機でした。トヨタグループの創始者である豊田佐吉(とよださきち)が考案したものの一つである「豊田自動織機」の「Y式織機」。記録によると、1915年(大正4年)から1923年(大正12年)にかけて43,000台生産され、ゆかたなどの綿製品がさかんに織られていたようです。工房織座で現在稼働している7台の織機のうち、最も古いタイプがこの「豊田自動織機Y式織機」なのです。

現代の機械と違って、一枚一枚の布を織りあげるのに時間がかかります。人の手間も、技術も要ります。それでも工房織座が旧式の織機で織るのはなぜなのでしょうか。
それは、100年前の旧式織機にしか作ることのできない風合い、着心地があるからなのです。

「豊田自動織機Y式織機」は「シャトル織機」と呼ばれる型の機械です。無数に並んだ経糸(たていと)の間を、横糸を巻き付けた「シャトル」が往復することで、一本一本の糸が、織物へと変化していきます。この旧式織機の、糸にストレスをかけずにゆっくりと織るスピードが織物に空気をたっぷりと含ませ、上質なやわらかさ、上品な透け感とさわやかな着心地を作り上げてくれます。

また、「さざなみ」の独創的な織模様も、工房織座の旧式織機にしかつくれない特性です。工房織座の武田正利さんは今治市のタオル製造の経験から、こだわりの織物づくりがしたい、と考えるようになりました。そこで武田さんは全国から旧式織機を集め、使えるパーツから織機を復元。さらに研究を重ね、独自の改良を加えることで唯一無二の「着尺一列機(きじゃくいちれつばた)」を数年かけて作り上げました。これによって、工房織座にしか作れない、美しくも独創的な織模様のストールやマフラー、ショールが作られているのです。

そして見逃してはならないのが、シャトル式織機ならではの仕上げである、さざなみストールの長辺両端の「みみ(耳)」。「みみ」と呼ばれる両端は、布のはしっこを折り返して縫う必要がありません。ほつれる心配がないのです。それは、シャトル式織機ならではの特徴。出来上がりの幅のままで一枚一枚織られるストールだからこそ、見られる「みみ」なのです。手織りの技術に近い、すっきりとした美しさと確かな技術がストールの「みみ」にあるのです。

さざなみストールのみみの部分の説明

旧式のシャトル織機では、一台で一日に10枚~30枚しか織ることができません。しかし、工房織座では一枚一枚を確かめながら、時間をかけ、人の手をかけることで、肌になじむあたたかみのある美しい織物を生みだしています。
シンプルな中にもこだわりある華やかさが見えるストールは、装いをさらにおしゃれに、スタイリッシュに見せてくれます。

一本の糸にこめられたモノづくりへの情熱

「kobooriza」(こうぼうおりざ)タグに巻きつけられた真っ赤な糸。ブランドロゴの入ったかわいらしいタグには赤い糸が1本、巻き付けられているのです。
そこには工房織座の、糸に込められた思いが書かれています。

一本の糸が織りなすモノがたり。

一本の糸が織りなすもの、それは家族の日常であったり、移ろう季節や暮らしの風景であったり、時代をこえて繋がれる人とモノとコトであったり。
工房織座は、旧くも新しい独自の織機によるモノづくりだからこそできる、
一本の糸から始まる新しいライフスタイルを私たちに発信し続けています。

ぐるっと丸めたさざなみストールとタグに巻きつけられた真っ赤な糸

商品の企画から撚糸、織り、洗い、ふさ結びなど、完成に至るまでの工程を全て工房内で行っている工房織座。モノづくりへのこだわりからも業界内で一目置かれる存在です。ストールやマフラーなどの工房織座の製品は、数々の賞も受賞しています。2008年に「21世紀えひめの伝統工芸大賞 準大賞」受賞、2009年に「ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞」受賞、そして2010年には「グッドデザイン賞」を受賞しました。さらに2015年には海外に発信したい優れた日本製製品が選ばれる「THE WONDER 500」にも選出されました。
工房織座は、デザイン業界、ファッション業界、織物業界において今後さらに注目されると言われている織物工房の一つです。

シルクリネンのさざなみストールは春夏のプレゼントにもおすすめ

ナチュラルな色合いの工房織座さざなみストール。お色のご用意は爽やかなホワイト、グレー、ブルー、フラックス(亜麻色)の4種類がございます。ホワイトといっても全面真っ白ではなく、どのお色も3段階の濃淡にグラデーションしていてとってもお洒落です。

首にサラリと巻いた時に3色の色がランダムに見えて楽しめるところが素敵ですね。淡い色合いと手に触れる感触が上品で、和服・洋服、どんな服装にも似合います。また、男性・女性、年代も問わないので、高品質なものをプレゼントしたいというこだわり派さんにおすすめです。ストールのプレゼントでしたら、お洋服と異なりサイズ感の心配も無用で、どなたにも気軽にご着用いただけます。

特に、男性にも似合う上質なストールはまれなもの。シルクリネンのさざなみストールは父の日や義父の日、また、父の日に旦那さんへのプレゼントにも最適です。もちろん、シルクリネンの軽やかな風合いは女性の装いにも華をそえてくれます。メンズアイテムとしても、レディスアイテムやナチュラルな雑貨としても注目です。

手間ひまをかけて作られる心地よさ、美しさ、しなやかな強さをまとう喜びを、大切な人にプレゼントしませんか。もちろんご自分用へのギフトとしても素敵な逸品です。こころよい清涼感とプレミアムなおしゃれを工房織座さざなみストールでぜひお楽しみください。

工房織座には他にもおしゃれなストール・マフラー、ショールがございます

こちらでご紹介いたしましたシルクリネンのストール、さざなみ以外にも以下のストール・マフラー、ショールのお取り扱いがございます。

  1. 麻とボタニカルオーガニックの節糸マフラー・ストール

    女性への贈り物としても人気の高いリネンとオーガニックコットンのストール・マフラーの「麻とボタニカルオーガニックの節糸マフラー」です。春から夏にかけて、女性に美しく、心地よく、そして普段使いで身に着けていただきたい、という思いから作り上げられたお洒落なマフラー・ストールのシリーズ。

    女性がストールを巻いているイメージ写真


  2. 麻混スラブのワッフルショール

    大判ストールとしても大活躍する「麻混スラブのワッフルショール」です。白の太いストライプと、細めのステッチのようなラインがおしゃれなワッフルショールは春先の肌寒い日から、冷たいクーラーがふりそそぐ夏、秋口のちょっと冷えてきた季節まで、ほぼ年中冷えから守ってくれますよ。

    ワッフルショールのグレーとネイビーの商品写真


オーナーからのひとこと

初夏や秋口など季節の変わり目の際、ちょっとした温度調節や日よけの役に立つのがこの麻とシルクのストールです。実は私バイヤーは大の巻物好き。長年日本製でありながら、イタリアのファリエリサルティやブルネロクチネリ、ファビアナフィリッピのようなニュアンスカラーの美しいストールを探していました。

そんな中、落ち着いたグレーやベージュのシックなカラーリング、かつ適度な麻のシャリ感とシルクの艶感に一目惚れをしてご紹介をすることになりましたのが、こちらの工房織座の「シルクリネンのさざなみ」。良質なタオルの製造で有名な愛媛県今治市で、昔ながらの織機で一枚一枚丁寧に作られています。
上品な淡いグラデーションと涼しげな「よろけ織り」のざっくり感が非常におしゃれな逸品。普段の装いをさらりとランクアップさせるお素材でありながらも、主張をしすぎないデザイン・カラーリングですので、サマーニットに合わせても、ジャケットに合わせても、女性ならサマードレスに合わせても様になる便利なアイテムです。

4色あるお色目の中で、バイヤーの一番のお気に入りはフラックス(麻色)。トープやグレージュとも言われるお色目は、どのようなお色目のファッションにもしっくりとなじみます。都心のラグジュアリーホテルでも、海外のリゾートでも気負うことなくお使いいただけます。
上質なお素材にラグジュアリーシックなお色目のストール。
流行り廃りのないデザインだからこそ、丁寧にお取り扱いいただければ10年でも20年でもお手元でご愛用いただけることでしょう。

ご注意事項

  • ※ふんわりとした風合いを作るため、折り目を荒くしています。アイロン時の引っ掛かりにはご注意ください。身にまとう際には、ボタンやイヤリング、ネックレス、ファスナーなどへの引っ掛かりにご注意ください。
  • ※濃色のものは着用中の摩擦により、色移りする場合があります。過度な摩擦や、雨など濡れる場所でのご使用はお控えください。
  • ※本商品は全て職人が昔ながらの機械(シャトル織機)で1点1点手作業で作っているため、個体差があります。予めご了承のうえご購入下さい。

お手入れ方法について

  • ※汚れが気になる際は、中性洗剤でやさしく手洗いをしてください。
  • ※塩素系漂白剤は脱色される可能性がございますので、ご使用にならないでください。
  • ※早めに乾燥をさせたい時は、手洗い後洗濯ネットに入れて30秒程、洗濯機で脱水をしてください。
  • ※タンブル乾燥は使わないでください。
  • ※脱水後、形を整えた状態で陰干しをしてください。

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