おしゃれな帆前掛け・前掛けエプロン 便利な機能にも注目

帆前掛け・前掛けエプロンで趣味の時間もおしゃれに

帆前掛けで趣味の時間もおしゃれに

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[エニシング]帆前掛けエプロン

税別: ¥5,200~

  • オリジナルセットあり
  • 別売化粧箱あり
  • 日本語の説明書付き
  • 英語の説明書付き

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帆前掛け・前掛けエプロンをキュッとしめて気分は職人

紐をまわして骨盤のちょっと下をキュッと締めてみましょう。骨盤を締めると気合もギュギュっと入ります。これがなんと腰痛予防にも人気のアイテム。
今回ご紹介するのは、日本デザインストアオリジナルの、帆前掛け(ほまえかけ)エプロン。
首からかぶらないタイプのエプロンなので、必要な時にサッと身に着けることができます。
有限会社エニシングさんとのコラボレーションで実現した、おしゃれなとっておきの逸品なのです。

紺色の前掛けをしている女性がポケットに手を入れている

日本デザインストア特注!!4つのこだわり

今回、日本デザインストアでは特別なオリジナルの帆前掛け・前掛けエプロンをご用意いたしました。

  1. 和服にも洋服にも似合うモノトーンの紐

    従来の帆前掛けの紐は裏表で紅白の色ですが、オリジナル帆前掛け・前掛けエプロンでは紐はあえてモノトーンの紐でご用意しました。洋服と和服どちらでもお楽しみいただけます。

    グレーの前掛けをしている女性の腰ひも部分のアップ
  2. 便利なポケット付き!スマホも入ります

    当店オリジナルならでは!日本デザインストアの帆前掛け・前掛けエプロンには右手側にポケットがついております。スマートフォンや家の鍵など、ちょっとした小物を入れて持ち歩けます。

    男性が紺色の前掛けをしていてポケットに手を入れている様子のポケット部分のアップ
  3. 生成(きなり)、ネイビー(紺)、グレーの三色展開

    お色は生成(きなり)、ネイビー(紺)、グレーの3種類。帆前掛けって紺色のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません。今回は、おしゃれなカラーで3種類ご用意。あえて白い染め抜きのない無地のオリジナル帆前掛け・前掛けエプロンなので、年代も性別も問わず、あらゆるシーンでおしゃれにご愛用いただけます。

    3色の前掛けが重ねて並んでいる写真
  4. 丈はショート丈、ロング丈の2種類

    丈はショート丈、ロング丈の2種類からお選びいただけます。ショート丈ならおしゃれなカフェエプロン風をお求めの方に人気!ロング丈は職人っぽさが際立ちます。男性にロング丈、女性にショート丈でも似合いますが、帆前掛けの工房の職人さんの中には、男性がショート丈、女性がロング丈を着用されている方もいらっしゃいました。どちらでも、男女問わずご愛用頂けます。

    紺色の前掛けをした男女

エニシングの社長、西村和弘さんはいいます。

色々な販売店から声がかかりますが、帆前掛けの特徴や歴史を理解して扱ってくれるところにしか卸しませんし、惚れ込んでくれた企業やキャラクターとしかコラボもしません。帆前掛けを一時的な流行ものではなく、長く愛されるものにしたいと考えています。

と。この西村さんの思いと、日本デザインストアの思いによって実現したオリジナル帆前掛け・前掛けエプロンなのです。

粋でおしゃれ!帆前掛け(ほまえかけ)とは?

エプロンとして使える帆前掛け。酒屋さんや八百屋さんがキュッと締めているイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?帆前掛けの起源は古く、室町時代までさかのぼるといわれています。江戸時代に入ってから仕事着として着用されるようになり、明治時代に現在よく知られる形状になったようです。帆前掛けは、かつてはメーカーが屋号を染め抜いたものを販促グッズとして販売店に配布した前掛け(エプロン)でした。メーカーと販売店両方の店名が入っているので広告代わりとして、また重い荷物を運ぶ時の前掛けや肩掛けとして使える実用性から大変重宝されたものでした。
繊維業が盛んで日本一の前掛け産地となっていた愛知県の豊橋市(とよはしし)では、1950年代~60年代、一日に1万枚、年間で200万枚の生産量があったそうです。しかし時代が変わり、IT化が進んで前掛けを必要とする職人が減り、広告ではテレビCMが主流になっていきました。すると帆前掛けの質も需要も衰退。その流れから上質な帆前掛けを復活させたのが、前掛け専門のメーカー、エニシングです。

前掛け専門のメーカー、エニシングの作業場風景

帆前掛け・前掛けをつくるエニシングの熱い想い

「人と人との縁(えにし)が続く(ing)ことで、役に立つ仕事がしたい」と、2000年に起業したのは社長の西村和弘さん。「縁(えにし)+ing=エニシング」と社名を命名しました。
西村さんは愛知県豊橋市の前掛けの職人さんたちと関わる中で、「我々があきらめると日本の前掛けもなくなってしまう」「次の世代にも残していかなくてはいけない」と意識するようになりました。そうして、「シャトル織機」で帆前掛けを作る技術をもった「芳賀(はが)織布工場」の芳賀正人さんと共に試作を重ね、40年前の伝統的な帆前掛けを復活させたのです。
現在の日本では布の織りから帆前掛けを作れるメーカーはこのエニシングたった一つ。貴重な技術を受け継ぐおしゃれな帆前掛けは、海外からも高い評価を受けています。

エニシング様の制作事例
エニシング様の制作事例

平成に残る最後のシャトル織機帆前掛け

帆前掛けエプロンの帆布を織るのは、なんと100年前につくられた豊田式織機、「N式」の「シャトル織機」という種類の機械。この機械が現役で稼働しているのはもう愛知県豊橋市、エニシングの工房だけ。シャトル織機の「シャトル」とは往復することを意味します。無数に並んだ縦糸の間を、横糸を巻き付けたシャトルが往復します。その速さ、1分間に120~140回。つまり1秒で1往復。その横糸のシャトルも、7分間に1回、人の手による交換が必要です。一枚の帆前掛けエプロン分が織られるまでに、シャトルの交換は2回必要なのだとか。
古い機械は壊れやすいけれども作りがシンプルだから直して使い続けることができるといいます。それでも微調整は常に欠かせません。機械といっても常に職人の目と手が必要で、熟練の技術によって帆前掛けの布が織られているのです。

シャトル織機

100年前のN式織機。それはイギリスの産業革命から続くドラマ

19世紀にイギリスで起きた産業革命。産業革命は、紡績業においても革新をもたらしました。そこにあらわれたのが自動織機。産業革命の流れをくんで、自動織機を日本で発明したのが、豊田佐吉(とよださきち)さんでした。日本が世界に誇る自動車メーカー、トヨタ自動車グループの創始者です。
帆前掛けの帆布を織るのは、豊田佐吉氏が考案したシャトル式自動織機、「豊田式自動織機」の「N式」。大正3年(1914年)に発明されたもので、現在稼働しているシャトル式自動織機は昭和24年製のもの。100年も前に考案された機械が、現在、現役で稼働している。今もモノづくりを続けている衝撃。これはエニシングの豊橋市の工房にしかありません。その稀少さはトヨタ自動車の社員さんが見学に来られるほどです。それは職人が大切に機械と技術を守ってきた賜物。長きにわたって伝統的な製法で作り続けられてきたものだからこそ、これから先も長い時間をかけて愛用していく価値があります。
当店オリジナル帆前掛けは、産業革命から続く何ものにも代えがたいロマンを感じさせる逸品なのです。

手間のかかる機械だからできる風合い

生地が厚くて、目がつまっていて丈夫な帆布。なのに、空気を一緒にふんわり織り込んでいるからやわらかい。これは不思議な感覚です。見た目の通り丈夫なのに、動きやすくて軽やかなやわらかさは、毎日の暮らしで活躍してくれます。
帆前掛けの生地の厚さには「1号」「2号」「3号」という種類があります。「1号」が一番、生地の厚いもの。酒屋さんや運送業者さんが重たいものを運ぶのに適した地の厚みがあります。日本デザインストアオリジナルの帆前掛けエプロンでは「2号」の生地を使用しております。帆布好きにはたまらない、十分にしっかりとした帆布の厚みをもちつつも、日常で使いやすいやわらかさを兼ね備えています。やぶれにくく、熱さも伝えにくいのでキッチンからアウトドアまであらゆるシーンにおすすめです。使い込むほどやわらかくなるので、どんどん体に馴染んできます。
両端のミミ(耳)と呼ばれる部分が織ったままほつれないのは、帆前掛けそのままの幅で布を織るシャトル式織機ならではのミミ。これは今の機械では表現できないつくりです。100年前の機械だからこそつくられる風合いをお楽しみください。

グレーの前掛けのみみの部分のアップ

帆前掛け・前掛けエプロンと普通のエプロンとの違い

歴史のある帆前掛け。長く職人さんに愛用されてきたのには理由があります。
エプロンと同じく汚れから服を守ってくれるのはもちろんのこと、帆前掛け・前掛けエプロンならではの強みがあります。

  1. 腰痛を防いでくれる

    身体のバランスを整えるために大切な骨盤。帆前掛け・前掛けエプロンは、骨盤をキュッと締めるので、重い物を持ち上げたり運んだり、立ったり座ったりを繰り返しても、腰が痛くなりにくいのです。いつも家事を頑張ってくれているお母さん、お義母さん、奥さんにもおすすめです。

  2. 熱やケガ予防にも強いから安心

    しっかりした厚みのある生地が特徴の帆前掛け。防炎加工ではありませんが、生地の厚みが熱やケガから身を守ります。キャンプやバーベキューなどのアウトドアや、そば打ち、陶芸、ガーデニングなどの趣味の時間がさらに充実のひと時に。丈夫な厚地の帆布は、冬にはひざ掛け代わりにもなりますね。

    グレーの前掛けをした女性が植木鉢を持っている様子
  3. 動きやすい絶妙な幅

    横幅の回り込みがないので、大変動きやすい仕様になっております。立ったりしゃがんだりしても楽々。ダッシュしても平気!元気な旦那さん、お父さん、お義父さんへのプレゼントにも最適です。日曜大工や愛犬のお散歩のお供にもなります。

お手入れについては普通のエプロンと同じ。洗濯機で洗うだけです。色落ちもしにくい素材です。もし長期間ご愛用頂いて紐が傷んできたら、メーカーにて修理も受け付けております。
長く愛用できるものだからこそ、新婚さんへのご結婚祝いにペアでプレゼントしても素敵ですね。ご夫婦で帆前掛け・前掛けエプロンをして台所に立つのが楽しくなるアイテムです。誕生日祝いや敬老の日、お店の開店祝いにもピッタリです。

生成りの前掛けをした男女

房(ふさ)からのぞく日本と世界の織物

  • 織物は本来、神聖な物であることをご存知でしたか?
    織物とは古来より神さまへの献上品として作られた貴重な布でした。その高貴な織物には、極力手を加えてはならないという意識が、帆前掛けの製法にも受け継がれているそうです。前掛け部分となる帆布本体の両端は織ったままの「ミミ(耳)」のまま。そして、裾(すそ)は縦糸を残して切り落とした、房(ふさ)と呼ばれる仕上げになっております。ふさふさした房の装飾は祭りの山車の装飾や、舞台の緞帳、大相撲の化粧まわしなど、あらゆる織物にも見られますね。実はこのような房飾りの装飾方法は世界共通。日本の装飾の流れを組む房から、世界中の織物文化が垣間見えるのも興味深いものです。

オーナーからのひとこと

食器やキッチン用品が多い当店の品揃えの中で、少し異色なこちらの帆前掛け(ほまえかけ)エプロン。実はバイヤーである私の愛知県豊橋市の実家から徒歩7分の場所に位置する工房で作られているお品物です。
今回、地元豊橋市の市役所さんのご紹介でオリジナル帆前掛けエプロンのコラボレーションが実現しました。

愛知県の豊橋市というのは江戸時代後期から戦後にかけて養蚕や紡織などで非常に栄えた町。当時は日本全国から安定した職・産業を求めて、豊橋の地に降り立ったと聞いています。
そんな紡織産業も昭和後期になると安価な海外製品の輸入により次第に衰退し、多くの紡織工場が閉鎖されていったそうです。
そんな中、紡織のみならず前掛けの製品化に目をつけたのが現在の芳賀社長のお父様。丈夫なのに柔らかくて使い勝手の良い豊橋の帆前掛けは、数多くの運送屋・酒蔵・酒屋・木材屋の評判になり、当時は1日10万枚が飛ぶように売れていったのだとか。
ちなみに、創業時から今までで一番購入してくれたお客様は醤油メーカーとして有名なキッコーマンさんだそうですよ。

そんな日本の産業の歴史を織り込んだかのような帆前掛けエプロン。バイヤーである私自身も惚れ込み、オリジナルの帆前掛けエプロンとして特注のお品物を作りました。
本来質実剛健であるプロユースのお品物を、私たちが日々の生活の中でも快適に使えるよう、シンプルかつナチュラルなデザインで設えました。
ホームパーティーやバーベキューの時に身につければ、「それどこのエプロン?」と聞かれること間違いなし。さらに産業革命からの自動織機の歴史、帆前掛け・前掛けの歴史を伝えればこんなに「一枚のエプロンにそんなストーリーがあったとは」と深い共感を得られることでしょう。

バイヤーの一押しカラーは「生成り」。ナチュラルな帆布素材をダイレクトに感じられる逸品です。もちろん汚れは他のお色目よりも目立ってしまうのですが…汚れが味になるのもこの帆前掛け・前掛けエプロンの特徴かな?と思っています。
(本当に汚れそうな時は、裏返して使うという裏技もあります!)
オリジナル帆前掛けエプロンは、言うなれば「温故知新ファッション」。
この前掛け一枚に込められた数多くの歴史やロマンに想いを馳せながら、次の歴史へと繋いでいって頂けましたら幸いです。

帆前掛け・前掛けエプロンのお手入れ

普通のエプロンと同じように、洗濯機でお洗いいただけます。以下の点だけお気を付けください。

  • ※洗濯時、柔軟剤のご使用はお避け下さい。
  • ※多少の色落ちは考えられます。色の濃い製品は白いものと分けてお洗い下さい。
  • ※生地の性質として、多少ちぢむことがあります。
  • ※脱水の時間は1分程度におさえるとシワになりにくいです。
  • ※タンブラー式乾燥機のご使用はお避け下さい。