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こんにちは!みなさまいかがお過ごしでしょうか。
9月に入り、残暑が厳しいながらも、秋への思いをはせる今日この頃です。
さて、突然ですが、海外でも通じる日本語ってたくさんあることをご存知ですか?
有名なところだと、Sushi, Tempura, Kawaii などがありますね。
そして、日本を代表する伝統工芸品「南部鉄器」も、"Nambu tekki (Nanbu tekki)" という名で海外で人気を博しているのです!
特に人気なのが、カラフルな南部鉄器の急須。
とある南部鉄器の会社では、売り上げの半分を海外が占めるようになったところもあるようです。
とても日本らしい、素敵な工芸品ですが、なぜそれほどの人気を得ているのでしょうか。そこには、とある会社のチャレンジがあったのです。
本日は海外でも人気となっている南部鉄器の海外進出ヒストリーを少しだけご紹介したいと思います。
そもそも南部鉄器とは、900年の歴史を誇る、日本で最初に国の伝統工芸品に指定された鋳物です。
南部鉄器の海外進出が始まったのは、1960年代後半から。110年以上の伝統を誇る南部鉄器の工房「岩鋳」が、ヨーロッパに渡り、国内で製造しているのと同じ商品を輸出し始めました。
転機が訪れたのは、1996年ごろのこと。
岩鋳があるパリの紅茶専門店から、「カラフルな急須を作ってほしい」と言われたことから始まります。
鉄鋳物=黒色というのが当たり前だった当時は、工房の職人たちも戸惑ったといいます。南部鉄器の良さである鋳肌と呼ばれる鉄器の素材感を活かしたまま、美しい着色をするにはどうすればよいのか…
その後3年間かけて、岩鋳の職人たちは着色法を編み出しました。
それを依頼されたパリの店に納品したところ、一躍ヨーロッパで人気となり、アメリカ、アジアへもその人気が届きました。
会社名の「岩鋳(いわちゅう)」がそのまま、鉄瓶のティーポットをさす"Iwachu" という言葉になって浸透しているところもあるそうです。
こうして生み出されたカラフルな南部鉄器のティーポット。
今では、フランスのカフェなどで南部鉄器のカラーティーポットに入った紅茶が提供されているようです。
日本人としてとても嬉しい、誇らしいことですよね。
残念ながら現在、当店では岩鋳さんのお取り扱いはないですが、カラフルな南部鉄器のティーポットのお取り扱いが始まりました!
Roji Associatesのカラーティーポットは、日本人のテーブルにもしっくりくる、白、黒、ブルーグレーの3色です。形は3種類あります。
モダンなフォルムと美しい色が、食卓に彩りを添えてくれることでしょう。
海外でも人気のカラフルな南部鉄器のティーポット。
取り扱いが難しそうなイメージもあるかもしれませんが、こちらは中がホーロー加工されているので、中が錆びてしまう心配はありません。
「もしかしたら、同じティーポットを遥か海のかなたの国の人も使っているのかな。」
なんて、思いをはせながらお茶を淹れるのも素敵ですね!
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