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2017年4月21日
桜の季節ももう終わりですね。
季節が春から夏へと移り変わっていくのを、日々感じております。
さて、次の大きな季節の楽しみといえば、何を思いうかべますか?
新緑の季節、つつじ、ハナミズキの花など、これからの季節は目を楽しませてくれる花々がたくさんですね!
私にとっての次の楽しみは、新茶です!
もう少ししたら、新茶がお店に並び始めますよね。
そこで今日は、日本茶のおいしい淹れ方をおさらいしようと思います。
せっかくの新茶ですから、美味しく淹れたいものですね。
ぜひ、ご参考にしていただければ幸いです。
「夏も近づく八十八夜~」という歌も昔からうたわれていますが、それが具体的にいつ頃で、どういうものを「新茶」というのでしょう。
日本茶は一般的に、年に4回収穫するものだそうです。
そのうちで、その年の一番初めに摘まれるお茶のことを「新茶」というのだそうです。新茶は、冬を越して甘味やうま味が凝縮されていることから、年に4回ある収穫の中でも、特別に美味しいのだそう。
そして、八十八夜というのは、立春(2月4日)から数えて八十八夜、だいたい5月2日ごろを指すようです。
それでは、お茶の淹れ方をご説明します。これから紹介するものは、私が様々なお茶屋さんなどのご意見からいいとこどりしたものですので、あくまでも参考程度に…
今回使用する急須は、鋳心ノ工房の山形鋳物のティーポットです。
鋳物のティーポットは、鉄でできているため、保温性が高く、お茶のうまみをじっくりと抽出してくれます。新茶にぴったりのティーポットですね!
浄水器をお持ちの方であれば、浄水のほうがカルキ臭さが消え、よりお茶のうまみを味わっていただけます。今回使用したのは、東屋の水沢姥口鉄瓶。日本の伝統工芸品である南部鉄器です。南部鉄瓶は内部まで鉄のやかんなので、お水を美味しくしてくれて、さらに鉄分摂取まで可能な、優れものなんです!
※鉄を含んだお湯ですと、水分中の鉄分がお茶の成分であるタンニンと反応して、お茶の色を濁してしまいますが、その分、渋みが取れてまろやかになります。きれいなお茶の色を楽しみたい方は、浄水のご利用をおすすめします。
煎茶であれば、最適温度は70℃ほどと言われていますが、一度沸騰させてから冷ましましょう。
お湯が沸いたら、お湯を急須に移します。これは、お湯を冷ますためです。だいたいの目安ですが、お湯は器を一度変えるたびに約10℃下がると言われています。湯冷ましをお持ちの方でしたら、急須ではなく湯冷ましでも大丈夫です。
当店では湯冷ましのお取り扱いは現状ございませんが、湯冷ましに最適の商品はあります。それがこちらの東屋のジューサー。もとは、搾り器と注ぎ口つきのポットがセットになったジューサーなのですが、ポットが湯冷ましにピッタリの形なんです!
ハンドルが付いているので注ぎやすい!
次に、急須から湯呑にお湯を移します。人数分の湯吞に、それぞれの器の8分目ほどまでお湯を入れましょう。これは、湯呑を温めるためと、お湯の量を図るためです。もしお湯が余ってしまったら、やかんにもどしましょう。
湯呑を温めておかないと、温かいお茶を入れたときに、器とお茶の温度差が生じてしまい、美味しいお茶の温度を奪ってしまいます。
また、お湯を人数分以上に入れて、急須の中に余らせてしまうと、お茶の苦みなどが出てしまい、2煎目以降を楽しめなくなってしまいます。
湯呑の中でお湯を2、3分置くことで、75~80℃付近までお湯の温度は下がっていきます。
適切な茶葉の量は、一人分につき、ティースプーン一杯です。なので、4人分でしたら、ティースプーン4杯ほどとなります。もちろん、目安の量ですので、お好みで調整してください。
ちなみに、こちらで使用した茶筒は我戸幹男商店のKarmiです。Karmiシリーズの茶筒は、中蓋がついており、中蓋で茶葉を量ることもできます。慣れてきたらこちらのほうが楽かもしれませんね。
湯呑のお湯をすべて急須に移します。このころにはちょうど70℃くらいになっています。こちらの山形鋳物のティーポットは中に茶こしもついていますので、後始末も簡単です。
お茶のうまみが抽出されるまで、1分ほど待ちましょう。この時、蓋を開けてしまうと、茶葉が十分に蒸らされなくなりますので、中が気になっても我慢です。
いよいよ、待ちに待ったお茶の完成です!丁寧に淹れたお茶、どんな味がするのでしょう。
ここで、お茶を注ぐ際にも気を付けていただきたいことがあります。それは、注ぐ順番。
お茶を淹れる際には、何人か分を一度に作ることが多いと思いますが、それぞれの湯呑に8分目までしっかり入れてから次、入れてから次…という風に注いでしまうと、一番最初に入れたものと最後に入れたもので、味に差ができてしまいます。これは、お茶の味は後になればなるほど濃くなっていくから。
なので、「まわし注ぎ」という方法で順番に注いでいきます。例えば、3人分注ぐとしましょう。注ぐ順番は、1→2→3→3→2→1となります。
均等になるように少しずつ注ぎ、最後の一滴まで注ぎ切りましょう。先にも述べましたが、お湯が残ってしまうと苦みなどが出てしまいます。
ここで、もう一度70℃ほどのお湯を注げば、2煎目を味わうことができます。すでに茶葉は開いておりますので、待ち時間は短くても大丈夫です。1煎目よりも少し渋い味わいを楽しめます。こちらのほうが好みという方もいらっしゃいますね。私も濃いお茶が好きです。
お茶の淹れ方いかがでしたか?
いよいよ、新茶の季節がやってきます。せっかくのお茶、美味しく淹れて、舌でも季節の移ろいを感じたいものですね。
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