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2018年11月1日
天高く馬肥ゆる秋。今朝も下弦の月が西の空に美しく残っていました。
空が澄み渡る秋は、お月見にピッタリです。筆者は夜の住人だからか(?)月の光にとてもホッとするので、よくベランダで一人お月見をしています。
日本人が古くから愛してきた月は絵画や歌など多くの作品の題材にもなってきました。当店で人気の月モチーフアイテムと言えば、箔一のおぼろ月。
美しい木目のボウルに金箔でおぼろげな満月が輝いています。
先日工房さんから連絡がありまして、なんとこのおぼろ月のナチュラル(昼の月)が生産終了となってしまうそうです!おぼろ月ファンの一人としてとても悲しい…
よって、当店では今ある在庫を持って、ナチュラルの販売を終了とさせていただきます。
本日はもう会えなくなってしまうおぼろ月(昼の月)と新セットを組んだおぼろ月(夜の月)のそれぞれの魅力を改めてご紹介したいと思います。
ナチュラルは、木地師が自ら材料を目利きして、特に木肌が美しいものを厳選しているそうです。
もちろん天然素材ですから、木目が細かく詰まっているものもあれば、丸い形を描いているもの、緩やかな波模様のものなど、木目の模様は様々。どれも世界で一つだけのものです。
そんなこだわりの木地に箔一の箔職人が本金箔で月を表現。
様々な大きさに散らすことで、月の豊かな風情を表しています。なんと、木目の流れや向きにまでこだわって月を入れる場所を決めているんだとか!
ナチュラルの場合は、日中うすく雲がかかったお月さまのような風情を醸し出しています。
木地師こだわりの木目を楽しむなら、削り出した木地にウレタン塗装のみを施したナチュラルがおすすめですよ!
空気が澄み、夜がますます漆黒に見えるこの頃の月はまさにおぼろ月(夜の月)のイメージに近いかもしれません。
夜の月は漆を何回もすりこんで磨き上げることで生み出された上品な艶が魅力的。
木目を楽しめるように薄く仕上げられているので、漆黒というよりも緑色のような艶があります。そこに輝く金箔の月は何とも言えない美しさ。
ナチュラルの生産終了に伴い、新しく夜の月のみのペアを作りました。
ご夫婦で食器として使ったり、一つは菓子器に、一つはインテリアにという風にもお使いいただけます。
漆器と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、箔一さんの作品はどれも日常使いのできる、現代の暮らしにもすっと溶け込むデザインが特長です。
おぼろ月もお菓子を入れたり、お料理を入れたりして使いやすいデザインです、
また、おぼろ月の便利な点はとても軽いところ。
うすく挽かれたセンノキという国産素材を使っているので、見た目の重厚感とは裏腹にとても軽やか。これもまた漆器だけど日常生活で使いやすいという理由の一つかもしれませんね。
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以上、改めておぼろ月の魅力をご紹介しました。
漆塗りと金箔という日本ならではの技術が詰め込まれたおぼろ月は海外のお客様からも人気の商品です。
ご自宅用にもプレゼント用にもおすすめですよ。
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