沖縄のやちむんが人気!陶器・焼き物のおしゃれな食器
沖縄のやちむんを食卓に!暮らしにとけこむ穏やかなうつわ
琉球王朝時代から受け継がれてきた美しい焼き物・陶器は、シーサーやおしゃれな食器で親しまれています。
「やちむん」とは?
ぽってりと厚い形状に、力強い絵付け。
「やちむん」は「やち=焼き」、「むん=もの」。つまり沖縄の方言で焼き物のことを言います。
沖縄のやきものといえばシーサーかな?と思われるかもしれませんが、やちむんの歴史は古く、紀元前にはすでに土器がつくられていたのだとか!
朝鮮、タイ、日本などと交易を行う中で発展を遂げてきた沖縄の陶器「やちむん」。沖縄ならではの風土を生かして作られるおおらかな焼き物は、多くの人から注目を集めています。
どんな「やちむん」があるの?
やちむんは大きく分けて2種類。
一つは釉薬を掛けた「上焼(じょうやち)」。茶碗や酒器などが作られています。
もう一つは陶土を焼き締めた無釉の「荒焼(あらやち)」。貯蔵用の壺などが作られています。
やちむんのデザインは伝統的な紋様からモダンなものまでとっても多様!しかしながら古くから「使うこと」を目的として広く人々に使われてきた焼き物なので、手に馴染む使いやすさはどのやちむんにも受け継がれています。
やちむんの代表的な器の名称
お気に入りのやちむんを探す前に、やちむんならではの器の名称を覚えておくと役に立つかも?代表的な器の名称をご紹介します。
- ・「マカイ」…お碗のこと。茶碗や汁椀、どんぶりなど。
- ・「抱瓶(だちびん)」…もとは携帯用の酒器。最近では花器などのインテリアとして人気。
- ・「カラカラ」…とっくりに注ぎ口がついた沖縄の酒器。居酒屋では泡盛用に登場することも。
- ・「ケーウチ」…お皿のこと。平らなものからやや深いものまでさまざま。
やちむんを見るなら、シーサーにもご注目!
シーサーは沖縄の守護神。魔除けとして家の屋根や門柱などに置かれています。素材は焼き物だけでなく、石や漆喰(しっくい)、コンクリートなど様々。顔の表情や姿勢にも個性があるので、沖縄を訪れたらぜひチェックしてみましょう!お気に入りのシーサーをぜひ見つけてみてくださいね。やちむんのシーサーはお土産や手作り体験でも人気です。
壺屋焼と読谷山焼
壺屋焼(つぼややき)は、沖縄県那覇市壺屋で主に生産されているやきものです。
17世紀に琉球王が朝鮮より陶工を呼び寄せ、現在の壺屋地区に窯が開かれました。
明治以降は安価な磁器製品の流入によって生産がいったん低迷。しかし昭和初期に柳宗悦、濱田庄司ら民藝運動によって壺屋焼の魅力が全国に知られるところとなり、息をふきかえします。
戦後の壺屋では煙害問題が発生。1970 年代以降には窯元が誘致された読谷村に人間国宝・金城次郎(きんじょうじろう)氏をはじめとする陶工が読谷へ移り、陶芸村が開かれました。読谷で焼かれるやきものは、壺屋焼と区別して読谷山焼(よみたんざんやき)とも呼ばれています。
読谷にはやちむんを愛する人々が集い、今日では読谷以外の土地にもさらに窯元が増えました。壺屋はやちむんの故郷、読谷はやちむんの聖地として観光客にも親しまれています。
ちなみに、読谷山焼の陶器まつりは毎年2月。「年一回のお祭りまで待てない!」という方は通販もおすすめ。
縁起がいい!やちむんの紋様
やちむんでは、植物のや魚をモチーフとした絵付けがよく見られます。
実はこの紋様には縁起の良い意味が隠されています。例えば…、
【唐草模様】:生い茂る植物は生命力を意味し、子孫繁栄につながる
【魚紋】:魚はたくさん卵を産むことから、子孫繁栄や子宝を表す
など。
やちむんの華やかな絵付けは、おめでたいシーンにもぴったりなんですね!
ですから、やちむんの食器セットは結婚祝いや出産内祝いのギフトにもよく選ばれるのだとか。
大切な方に「おめでとう」「ありがとう」の心を伝えるギフトにも、やちむんをぜひお選びください♪
やちむんをお探しなら日本デザインストア♪
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「やちむんの器を使ってみたいな♪」
という方には、日本デザインストアの通販がおすすめ!
当店でもバイヤーいちおしのオシャレなやちむんの器をご紹介しております。
おだやかな南国の気配をテーブルに
おしゃれな沖縄のやきもの、「やちむん」。
鮮やかな色彩や、力強いタッチの絵付け、沖縄の風土を感じさせる土の色など、やちむんはテーブルに穏やかな南国の空気を運んでくるかのようです。アジアらしいエスニック感と、日本独自の美意識が融合した美しさをお楽しみください。
沖縄を訪れた際には陶芸体験に参加するのもステキですね!