琉球ガラスとは?美しく光がゆらめく沖縄のガラス工芸

美しく光がゆらめく琉球ガラス

光がゆれる、おしゃれなガラス工芸 琉球ガラス

沖縄の鮮やかな自然を写し込んだかのような、色とりどりの琉球ガラス。
ぽってりとどこか愛らしくあたたかみのある暮らしのうつわ、その歴史や魅力にせまります。

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琉球ガラスとは?

琉球ガラスは沖縄の新しい工芸品。
戦後の資源不足のなかで、駐留アメリカ軍が使用したコーラやビールの空き瓶を溶かして作った再生ガラスから始まりました。


琉球ガラスの魅力

ぽってりとした厚みが特徴の琉球ガラス。炭酸水のように混じった気泡が爽やかな雰囲気です。カラフルな色味は沖縄の自然を映し出したかのよう!

かつてはアメリカ軍の日用品や本国へのお土産として、アメリカ人好みに作られた琉球ガラス。今では沖縄ならではのテイストやガラス作家の感性が融合し、現代のライフスタイルに馴染むデザインのガラス製品が作られています。

ゆらぎのあるカタチが透かすのは、ふんわりやわらかな光。窓辺で泡盛を傾けるひとときにもご愛用ください。

琉球ガラスはどうやってできるの?

琉球ガラスは吹きガラスによる手づくり。4~5人のガラス職人グループの連携によって製作されます。
原料を調合したガラスを1300℃の高温で溶かし、棹に巻取って成形します。「宙吹き」か「型吹き」で成形した後、棹から切り離して口元を整え、一晩かけてゆっくり冷却。冷えて検品されたら完成です。

琉球ガラスの基本の色は、オレンジ・茶・緑・水色・青・紫の6色。色を出す金属酸化物を調合するとピンクや黄色、黒など、濃淡を含め、様々な色を作ることができます。

琉球ガラスの歴史

再生ガラスとして始まった琉球ガラス。
元々沖縄には古くから外国との交易によって海外のガラス製品がもたらされており、明治中期にはガラス製造も始まっていたと考えられています。おもにランプや漬物ビンなどを製作していたようですが、工房が第二次世界大戦で焼失。1947年頃に再生ガラスによるガラス製造が再開されます。

琉球ガラスがアメリカ軍の日用品やお土産として人気を博した後、やがて日本の本土から来た観光客のお土産として親しまれるようになりました。
ガラス製品の需要とともに沖縄の各地に工房が増えていき、原料の質や技術も向上。今では再生ガラスではなく原料のガラスを溶かして作る工房がほとんどです。

平成10年には沖縄県の伝統工芸品に認定。工房や作家ごとに個性のある作品も増え、観光土産色の強かった琉球ガラスは、沖縄独自の工芸品として根付きました。

琉球ガラス、どんなものがある?

琉球ガラスは沖縄のお土産や手作り体験でも大人気。ハンドメイドならではのぬくもりある琉球ガラスは大切な方へのプレゼントにも選ばれています。
琉球ガラスのアイテムは、ロックグラスやプレートなどの食器から、花瓶、一輪挿し、風鈴のようなインテリア、アクセサリーなどさまざま。
ぜひあなたのお気に入りを見つけてくださいね!



気取らないおしゃれが心地よいガラス

ゆらぎのあるフォルムに、ほんのり浮かぶ気泡。
職人さんが手づくりした琉球ガラスの器を使うと、食卓もやわらかな雰囲気に。家族のだんらんや、ゆっくり楽しむ晩酌など、琉球ガラスは暮らしのあらゆるシーンに馴染みます。気取らない雰囲気が心地よいから、毎日使いたくなりますね!南国らしい色彩の琉球ガラスのインテリアなら、お部屋のアクセントになることでしょう。
大切な人と、おしゃれな琉球ガラスですてきな時間をお過ごしください。

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