能作 錫100%の食器でモダンに 伝統工芸品

能作 片口 盃 箸置

錫の食器で上質な和モダンスタイル

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能作特集

能作は富山県の高岡市(たかおか)の伝統工芸品ブランドです。当店でも人気のお酒を美味しくするビアカップ・タンブラーやぐい呑み、デザイン性が優れた美しい佇まいの花瓶など、贈り物にもおすすめな能作の逸品をご紹介いたします。

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能作とは?

能作-nousaku-は、富山県の高岡市(たかおか)の伝統技術が生んだ日本を代表する錫(すず)や真鍮(しんちゅう)の鋳造工房の一つ。
毎年発表する数々のアイテムが伝統工芸品という枠を超え、アート作品として世界中のデザイン関係者を魅了しています。
そのデザイン性の高さから、いまやおしゃれでモダンな伝統工芸品といえば能作、といわれるほど。
能作というブランド名は、創業者の能作氏の名前より、そして「より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る」という理念から来ています。

高岡銅器で有名な、富山県高岡市で一点一点手作り

能作というと北陸のブランド、北陸というと漆器や金箔の伝統工芸品で有名な石川県金沢市を思い浮かべる方もいるかと思いますが、能作はお隣の富山県高岡市のメーカーです。
高岡市は高岡銅器(たかおかどうき)と呼ばれる伝統工芸品の一大生産地。日本における銅器生産額の95%を占めており、梵鐘や大仏といった大物から仏具、茶器などの小物、さらには様々な工芸品まで多岐にわたる製造を行っています。
能作の取扱店舗は高岡市のみならず、東京の日本橋三越や松屋銀座、パレスホテルにもあり、近年は海外からも注目を集めている商品です。

能作だけが持つ3つの魅力とは

  1. 能作のデザイン

    能作のモダンでスタイリッシュなアイテムは、一度見ると忘れられないデザイン。
    デザインはデザイナーの山田佳一朗氏、小泉誠氏、小野里奈氏等、数々のデザイナーとのコラボレーションによるものです。
    パリで開かれた世界最大規模のインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ」にも出展し、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップで販売されるなど、デザイン関係者の中で高い評価を得ています。

  2. 能作の素材

    能作は錫と真鍮、そして青銅を中心に鋳物製品の開発をしています。
    錫は金、銀に次ぐ高価な金属。通常は、加工をしやすくするために鉛など他の金属材料を加えて硬くしますが、能作の錫はそれらを一切含まない純度100%の錫です。
    能作が使用している純度100%の錫は非常に柔らかく、形状や厚さにもよりますが手で容易に曲げることができます。
    能作の風鈴やそろりは真鍮製。仏具であるお鈴や具足で培われた鋳造技術を活かし、ひとつひとつ職人の手によって仕上げられています。

  3. 能作の技術

    鋳物製品は鋳造工程で「す」と呼ばれる空洞などが生じない技術の高さが要求されます。
    能作では職人から職人へと受け継がれた、金属溶解や型の制作、轆轤(ろくろ)によるヘアライン仕上げなど高度の鋳造技術を活かし開発をしています。また、先人より受け継いだ伝統を継承するとともに次世代に繋がる新しい技術や素材の研究も日々取り組んでいます。

なぜ錫なの?5つのポイント

  1. 錆びない・朽ちない

    錫は耐酸性が強いため銀のように黒く酸化するがありません。
    錆びない・朽ちない金属なので縁起がよいとされ、繁栄を願う贈答品としても親しまれてきました。
    通常の食器と同じように扱えるため、お手入れも簡単です。

  2. 抗菌作用で衛生的

    錫は、高いイオン効果による優れた抗菌の機能を持っています。
    そのため、古くから「錫の器に入れた水は腐らない」と言われ、茶器などに使われてきました。
    また、金属アレルギーにもなりにくい素材として紀元前1500年頃から道具として用いられてきました。

  3. イオン効果でお酒を美味しくする

    食器によってお酒の味が変わるなんて、信じられないかもしれません。
    しかし能作の酒器やタンブラーは、「お酒を美味しくする」と評判を得ているのです。
    「錫は不純物を吸収し、水を浄化する」として、錫が持つ高いイオン効果によってお酒の味わいを柔らかくまろやかにすると言われています。

  4. 食べ物の香りを邪魔しない

    錫は金属特有の臭いがほとんどなく、人体に無害であるためどなたでも安心してご使用いただけます。

  5. 柔らかい金属

    能作のKagoや錫の食器のシリーズは、使い勝手や提供する料理に合わせて形を変えられ、使用する方の好みやシーンに応じて自在に変形させられます。
    「金属なのに手で簡単に曲げられる」というのは、能作が生みだしたオリジナルのアイディア。
    「鉛を使用しない純度100%の錫製品を作りたい、しかし錫だけでは柔らかくて曲がってしまう…」という状況に対して、デザイナーの小泉誠氏(こいずみまこと)が発した「曲がる食器で良いじゃないですか。」という逆転の発想に切り替えたのです。

能作 そろり 盃

能作をあなたの生活に取り入れるならどんなスタイルがお好みですか?

  1. 曲がる器 能作 KAGO カゴで作る近代アートのようなスタイル

    能作 KAGO

    能作 KAGOが北米でも注目される理由

    通常、純度100%の錫は、柔らかく加工が難しいため他の金属を加えて硬度を上げて使われるのが普通。
    純度100%にこだわった能作では、逆にその「柔らかいという」特性を生かし、この「曲がる器 能作 KAGO カゴ」を生み出しました。

    金属なのに柔らかい、自在に形が変えられるというユニークなスタイルのカゴは、今までに無い、斬新なものでした。入れるものによってその都度形を変えられるという機能性と、テーブルに置いた時のモダンな佇まいから、ヨーロッパやアメリカでもその独自性が注目されています。
    フルーツバスケットにしたり、ワインスタンドにしたり、形も使い方もあなた次第の、面白い逸品です。

    能作 KAGO

    能作 KAGO カゴを曲げるときの独特な感触がたまりません

    画期的なデザインはまさにテーブルウェアとモダンアートが出会ったかのようなアイテム!
    曲げる時にピキピキと感じる触感はTin cry(ティン クライ)と呼ばれる錫の特性によるもの。その独特な触感にヤミツキになってしまう方も…。
    何度も曲げたりも伸ばしても折れたり切れたりしませんが、同じ箇所を毎日曲げ伸ばしすると脆くなる可能性があるので、色んな部分をグニグニと伸ばして下さいね!


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  2. 今までの風鈴の概念を覆す 一目置かれるモダンスタイル

    能作 風鈴

    能作 風鈴は職人の手仕事により完成します

    能作の風鈴は洗練されたシンプルなデザインが特徴。光沢を抑えたヘアライン仕上げは、職人が一品一品轆轤(ろくろ)を使って仕上げています。

    能作 風鈴の音色はどんな音?

    繊細な音色は、真鍮の特性と仏具のお鈴(りん)で培った高度な加工技術によるものです。
    ガラス製の風鈴が「チリンチリン」という可愛らしい音色であれば、能作の真鍮製の風鈴は「スーン」という高く澄み切った大人っぽい音色。
    モダンなスタイルに裏付けられた高岡銅器ならではの歴史や伝統技術を感じます。

    能作 風鈴 オニオン

    能作風鈴誕生秘話 フランスの展示会がきっかけ

    能作の技術・デザインが世界中に知れ渡ったきっかけが、実はこの風鈴。厳密にお伝えしますと、吊るさないベルの状態の商品がフランスの展示会で高く評価され、その後「それなら!」と風鈴に姿を変え商品化されたのだそうです。
    ぷっくりしたフォルムやすっと伸びたフォルム、シックなシルバーに可愛らしいピンクゴールド。
    どの風鈴にしようか、多くの大人が真剣に悩んでしまう魅惑のアイテムです。


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  3. お酒の味わいをまろやかにする能作の錫の酒器で、くつろぎのひとときを

    能作 片口 盃

    高いイオン効果でお酒をおいしく

    能作の酒器は、錫の特性によってお酒の味わいを柔らかく、まろやかにする特別な器。
    錫には、高いイオン効果による優れた殺菌・鮮度保持の機能があり、古来より「錫の器に入れた水は腐らない」「お酒の雑味が抜けて美味しくなる」などと言われ、酒器や茶器などに使われてきました。
    また、しっとりとした錫の素材感や、手にした時の重量感がお酒の滑らかな質感を一層引き立てます。

    金属の臭いがほとんどなく、人体にも無害

    錫は金属特有の臭いがほとんどなく、人体に無害である、食器としてためどなたでも安心してご使用いただけます。
    また、耐酸性が強いため銀のように黒く酸化することもありませんので、お手入れも簡単です。
    同じく能作の花瓶「そろり」に季節の植物を添えて飾れば、まるで気の利いた割烹料理店のよう。
    上質な和の空間を演出するおしゃれな能作のアイテムは、ゆったりとお酒を楽しむいつもの時間を、より特別なものにしてくれるでしょう。

    能作 片口 盃

    冷酒を飲むときは、2~3分冷蔵庫で冷やすのがおすすめ

    上質でおしゃれなデザインだけでなく、機能性も持ち合わせているのが能作の酒器シリーズ。
    冷酒を飲む時には、酒器を2~3分冷蔵庫に入れて冷やしておけばキンキンに冷えます。
    お酒好きな方に、「お酒が美味しくなるんですよ」と贈りたい、ギフトにもピッタリなアイテムです。


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  4. 高級な素材、錫100%でできた能作の箸置きでおもてなしスタイルを

    能作 箸置 さくら

    錫は、金・銀の次に高級な素材

    実は、錫は金・銀の次に高級な素材。鋳物ならではのずっしりとした質感、錫の特性でもある抗菌性、そしてしっとりと落ち着いた光沢は箸置に最適な素材です。
    能作の箸置きは、桜の花びらや季節の花々をモチーフにしたりと、普段使いにもおもてなしの席でも大活躍間違い無しのアイテム。
    箸置はなかなか自分では買わないかも…という方も多いので、テーブルウェアにこだわりがある方へのプレゼントにもおすすめです。

    能作 箸置の使用例

    据えるだけでテーブルがワンランクアップ

    実は初めて購入した能作の商品が、長方形の上に弧を描いたようなフォルムが美しい、箸置きの「月」。
    シンプルなデザインはどんな色の箸にも合い、コトンと卓上に据えるだけでテーブルがワンランクアップして見える程の高級感です。
    金属なのに手作りならではの温かみがあるのも魅力の一つですね。
    小さな箸置きは時に手を滑らせてしまう事もありますが、陶器では無いので割れる心配も無く、長く愛用できるアイテムだと確信しています。


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能作の選定歴・受賞歴

能作は、そのデザイン性の高さ、技術力の高さから、数々の賞を受賞しています。
メディアでも注目されており、TBSのドキュメンタリー番組「夢の扉」でも取り上げられました。

選定歴

  • 2004年:風鈴:日本デザインコミッティーコレクション
  • 2004年:錫シリーズ:富山プロダクツ
  • 2008年:ベル:ニューヨーク近代美術館(MOMA)販売品
  • 2008年:「元気なモノ作り中小企業300社」に認定

受賞歴

  • 2007年:国土交通省「日本のおみやげコンテスト」地域賞
  • 2011年:第1回「日本で一番大切にしたい会社」審査員特別賞
  • 2012年:第1回 「中小企業元気とやま賞」
  • 2012年:日本鋳造工学会 第1回 「Castings of the Year賞」
  • 2013年:第14回 「とやま発明賞」富山県発明協会会長賞
  • 2013年:第5回 「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞


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