和食のテーブルコーディネート

女性がスクエアプレートを持っていてテーブルに食器を並べている様子

和食のテーブルコーディネート 基本を押さえれば大丈夫!

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和食のテーブルコーディネート

世界中からも関心を集めている「和食」。ほっとする優しい味わいの食卓は見た目も大事な要素のひとつです。こちらでは基本を押さえれば誰にでもできる、和食のテーブルコーディネートをご紹介いたします。

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日本人に馴染み深い「和食」。今や和食はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「無形文化遺産」に登録されていて、日本人だけではなく人類にとって重要な食文化であることが認められています。

そして和食の人気が高まるにつれ、日本の食器や日本の食卓の設定も注目され始めました。日本の食器は、形、色、サイズがさまざまで種類が豊富。そのため、食器選びや並べ方で食事を美しくすることも、和食を美味しく見せるコツ。

有田焼の食器乗っている蕎麦を箸で取ろうとしている

今回は和食の料亭などでも用いられる基本を抑えつつ、和食をさらに美味しく見せて日本人以外の方にも喜ばれる、おしゃれな和食のテーブルコーディネートや、当店の食器を使った、おすすめの和風テーブルコーディネートをご紹介します。

なぜ和食が無形文化遺産に登録されたの?

無形文化遺産とは

無形文化遺産とは、国の歴史、文化、生活風習と密接に結びついた重要な文化遺産です。同じように重要な文化遺産である「世界遺産(World Heritage Site)」と呼ばれるものとの違いは、「世界遺産」は建築物や遺跡など実際に手に触れることができる有形の遺産が登録され、「無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage, ICH)」は伝統的な音楽、舞踊、演劇、工芸技術といった形のない文化が登録されることが大きな違いです。また、世界遺産は1972年に保護条約が採択されたことに対し、無形文化遺産は2003年に保護条約が採択されています。発展していく無形文化遺産の歴史の中、和食は比較的序盤となる2013年に無形文化遺産として認められ、登録されました。

日本政府がユネスコに登録を申請した際、和食について単なる日本の食事ではなく「日本人の『自然への敬意』の精神に基づいた社交的な食習慣」として申請し、承認されることとなりました。

和食の特徴の一つとして、バランスの取れたヘルシーな食事であることが挙げられます。日本料理の基本的なスタイルは一汁三菜。汁物1つと主菜・副菜合わせて3つを用意します。一汁三菜をベースにした和食は、栄養バランスが理想的で、日本人の長寿に貢献していると言われています。実際、日本は長寿ランキングの上位に位置し、肥満率が低い国として有名です。

つむぎに盛った一汁三菜の食事を上からみた写真

もう一つの特徴は、食事の中で季節感を表現すること。和食は栄養や味だけでなく、見た目も美しく、一汁三菜の食卓の中で自然の美しさや季節の移り変わりを表現しています。美しい四季は日本人の大切な文化の一つ。旬の食材を使ったお食事で、季節に合わせた料理をいただくことで、和食の楽しみが深まります。

さて、和食について知っていただいた次は、一汁三菜について更にお話しいたしましょう。

一汁三菜とは? なぜ理想的なの?

さて、先にお伝えしたように「一汁三菜」は和食の基本的な形式であり、理想的だとされています。

木のお椀と有田焼の食器に盛った食事を上からみた写真

一汁三菜の起源は、日本のお茶の文化「茶の湯」にあります。 「茶の湯」と聞くと、多くの人々は小さな和菓子と共に楽しむ「茶道」を想像するかもしれません。でも実は茶道にも複数の分類があり、和菓子で楽しむ茶道を「茶会」や「お茶会」と呼び、一汁三菜としてお料理を楽しむ茶道を「茶事」と呼びます。そして、茶会と茶事の双方を合わせたような特徴を持つ茶道を「茶の湯」と呼びます。

なぜ一汁三菜が茶事で出されるのでしょうか?それは、抹茶にはカテキンとカフェインが多く含まれることが理由の一つです。空腹時では胃腸を刺激しすぎてしまい、体調を崩してしまう恐れがあります。
そのため、抹茶を飲む前に、軽食を取るようになったと言われています。

一汁三菜は、ご飯、汁物、主菜1品、副菜2品で構成されています。それぞれの料理には役割があります。まず、日本人の主食である米は、エネルギー源である炭水化物を私たちに与えてくれます。
汁物は味噌汁でもお吸い物でもかまいません。水分と野菜を摂取できます。

木のお椀に盛った味噌汁といくらごはん
This wooden bowl AEKA ends its sale due to the end of production.

和食の主菜は魚や肉です。和食では主に主菜からタンパク質を摂ります。
2つの副菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの他の栄養素を補います。

スクエアプレートに盛ったサラダとから揚げとご飯

一汁三菜の5つの料理では、バランスの取れた栄養を摂ることができます。
そして一汁三菜を作るには、様々な種類の食器を必要とします。
飯椀と汁椀は必需品。これは1セット用意があれば、ほとんどのお食事の場合に使用できます。
しかし、主菜と副菜においては、使用する食器を限定することは基本的にはできません。お料理の内容や、季節、他の食器との色の合わせ方や、お食事をする人の好みなど、食器の組み合わせには無限の可能性があります。では、どうすれば美しい和食のテーブルコーディネートを作ることができるのでしょう?

1616aritaの食器を重ねて並べた写真

それではいよいよ、当店の食器を使用して、和食のテーブルコーディネートをご紹介します。

素敵な和食のテーブルコーディネートを作ろう!

日本デザインストアでは、和食のテーブルコーディネートにぴったりな食器を取り揃えました!
一汁三菜にぴったりなセットのご用意もございます。

我戸幹男商店のつむぎ

最初にご紹介するのは、6つの木製の食器で構成された我戸幹男商店の「つむぎ」。 つむぎは別名「一汁三菜椀」とも呼ばれています。「つむぎ」があるだけで、和食のテーブルコーディネートは完璧!
こちらのセットは3つの小さな木皿、木製の汁椀と蓋、そして飯椀で構成されています。

我戸幹男商店のつむぎに食事を盛った写真


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次にご紹介するテーブルコーディネートは、和食のコーディネートの基本。

1616aritaや東屋などの食器を使った食事の例

日本の磁気の美しさを表現する、白色や藍色。
飯椀は東屋のもの。丸みを帯びたフォルムと藍の絵が、和食のテーブルコーディネート全体に可愛らしい雰囲気を作り出しています。

ご飯が盛られた東屋の花茶碗


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同じくコロっとした丸みを帯びた木製の汁椀は、薗部産業のめいぼく椀です。和食では味噌汁に木製の汁椀がよく使われますが、この可愛いお椀は、ボウルとしてシチューや他の種類のスープにもぴったり!

味噌汁が盛られた薗部産業のめいぼく椀


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主菜には1616/arita japanのプレートを使用。このシンプルな丸いお皿は、日本の有名な伝統工芸品である有田焼で作られています。シンプルで洗練されたデザインプレートは、お料理を選ばずに使うことができる優れもの。

1616aritajapanの食器に盛られたメインディッシュのアップ


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副菜には、東屋の小皿と豆皿を使用しています。どちらも印判染付け手法で絵付けされており、美しい藍色が料理を際立たせます。

東屋の小皿や豆皿がランダムに並べられている


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当店では茶碗や箸置きも豊富にご用意。

3番目にご紹介する和食のテーブルコーディネートは、白が映えるコーディネート!白いお皿やお椀は和食だけでなく、洋食や中華など様々な食事に合わせやすい万能選手。

茶碗と木の汁椀と有田焼のお皿が3点

ここでは白山磁器の平丼を使用しています。注意深く見ると、表面に水色の線が見えます。このパターンはそれほど大きくはありませんが、確かな存在感があります。

白山陶器の平茶碗


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汁椀はAEKAのもの。足回りがスリムなフォルムで、曲線が美しいお椀です。職人が木を削る技術を伝承し続けたこの汁椀は、美しさと力強さの両方を兼ね備えています。
* AEKAは当商品の製造を終了しております。ご理解の程よろしくお願いいたします。

我戸幹男商店の汁椀あえか


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主菜のお皿は、1616/arita japanの「TYスクエアプレート」。熟練した職人だけがこの完璧な直線と美しい曲線を作ることができ、シンプルなこのお皿には、その伝統的な職人の技が現れています。

2枚の小皿は主菜のお皿と同じシリーズで、「TYラウンドプレート」と「TYラウンドディーププレート」の最小サイズです。

ラウンドプレートとスクエアプレート


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シンプルで高品質なお皿は、毎日どんなシーンでも使用しやすいでデザインです。和食のテーブルコーディネートだけでなく、洋風のテーブルコーディネートにも最適な食器セットです。日本のお皿やお椀を使って、世界中の人々がどのようなテーブルコーディネートをしているか、ぜひ教えてください!

スクエアプレートを使ったテーブルコーディングの例

最後の日本のテーブルコーディネートは色とりどりで、形もさまざま。カラフルな和食のテーブルコーディネートは、お食事をしているだけで気分が盛り上がります。

平茶碗とめいぼく椀と有田焼の食器が3点

白山陶器の平茶碗は、白い和食のテーブルコーディネートで紹介されたものと同じシリーズです。カラフルな水玉模様が可愛らしい平茶碗。野菜炒めやシチューにもぴったりです。

白山陶器の平茶碗


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この木製のお椀は、薗部産業のめいぼく椀で最も売れている商品のひとつです。すべてのお椀は熟練した職人によって手作りされており、表面はとても滑らかです。

薗部産業のめいぼく椀


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メインディッシュはS&Bディーププレートフォーム1616/arita japanを使用しています。淡いピンク色は桜の色に似ています。実はこのお皿は有田焼でできています。淡いカラープレートは意外といろいろな料理やテーブルコーディネートに合います。

1616/arita japanのDeep Plate ピンク


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水色とオレンジ色のボウルは、主菜の食器と同じシリーズのS&Bシリーズの茶碗です。 2つのカップの形は同じですが、色と光沢が異なります。水色のカップは美しい光沢があります。

1616/arita japanのTea Cup ライトブルー

逆にオレンジカップはツヤがなく、ツートンカラーがキュート。

1616/arita japanのTea Cup オレンジ


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カラフルな食器はテーブルコーディネートが難しいですよね...。でも、S&Bシリーズは同じ淡い色調で統一されているため、美しいテーブルコーディネートが簡単に実現できます。

パステルカラーの1616/arita japanの食器3点

What is your favorite Japanese table settings?

簡単な和食のテーブルコーディネートをご希望なら、TSUMUGIで最初の和食のテーブルコーディネートをお勧めします。

食事を盛った我戸幹男商店のつむぎを上からみた写真

真の和食のテーブルコーディネートをお求めなら、2セット目が最高です! 2番目の日本のテーブルコーディネートのすべての品は「これぞ和食!」です。

女性がめいぼく椀を持っていて食事をしている様子

シンプルな生活がお好きなら、3つ目の日本のテーブルコーディネートがぴったりです。シンプルな白い食器にはさまざまな使い方があります。
If you like simple life, the third Japanese table setting will fit you. Simple white tableware has various ways of use.

茶碗と木の汁椀と有田焼のお皿が3点

そして、可愛らしくて色とりどりのテーブルコーディネートを作りたいなら、最後にご紹介した和食のテーブルコーディネートがおすすめ。懐石などの正式な和食のテーブルコーディネートとは、少し異なりますが、すべての品物は日本の伝統工芸職人によって作られたもの。職人の技で和食の趣を感じることができます。
And if you would like to make a cute and colorful table setting, the last Japanese table setting is suitable. It does not seem to be an authentic Japanese table coordinate. However, all items are made by Japanese traditional craftsmen. You can feel Japanese breeze from the skill of Japanese craftsmen.

平茶碗とめいぼく椀と有田焼の食器が3点

今回ご紹介した日本のテーブルコーディネートはほんの一例。日本デザインストアでは、この他にもたくさんの種類の食器をご用意しています。ぜひ独自の和食のテーブルコーディネートを見つけて楽しんでくださいね!

女性がテーブルに食器を並べている様子