こんにちは。

日に日に涼しくなってきましたね。

「そろそろ衣替えしなければ」と思っているこの頃です。

 

さて、本日10月4日は、今年の中秋の名月です。高く澄んだ夜空に輝く月…心を奪われますよね。

でも、今年の中秋の名月は満月じゃないんです!中秋の名月とは、必ずしも満月ではないことをご存知でしたか?

本日は、中秋の名月の由来と、お月見におすすめの食器をご紹介したいと思います。

 

そもそも中秋の名月とは?

中秋の名月とは、中秋の日に昇る月のこと。

中秋とは、「秋のちょうど真ん中」の意味で、旧暦の8月15日になります。

なぜ「名月」と言われているかというと、このころが一年で一番空が澄んでいて、月が美しく見えるから。

ちなみに、漢字違いで「仲秋の名月」という言葉もきいたことありませんか?

こちらの「仲秋」とは、旧暦8月のこと。よって、旧暦8月に昇る月は、「仲秋の月」となります。

「仲秋の月」は旧暦8月の一か月間の月ですが、中でも旧暦8月15日は、「中秋の名月」と呼ばれているのです。

 

なぜお月見をするの?

そもそも中秋の名月にお月見をするという行事はかなり歴史が古く、始めて記述に月見が登場したのは、なんと900年ごろ。

当時の天皇が、月見の宴を開いたそうです。

 

そんな月見の由来はいくつかあります。

中国にあった「望月」という月を見る催しが日本にも伝わったという説や、

夏の作物の収穫が終わり、稲を収穫するまでの豊作祈願とする説、

また、芋類の収穫祭とする説もあります。「芋名月」という言葉もありますよね!

 

そして、お供え物の定番、月見団子とススキと萩にもちゃんと意味があります。

月見団子は、丸い形を満月になぞらえて、豊作の祈願や、収穫の感謝をするために、お供えするそうです。

ススキは、形が稲穂に似ていることから、お米の豊作を願って飾られます。

また、萩は神様のお箸という意味合いもあるそうです。

「萩を使って、神様にお団子を食べていただく」ということなんですね。

 

Let's お月見!

では、由来を知ったところで、お月見を楽しみましょう!

花瓶には、曲げられる錫のお皿すずがみを、お団子代わりの和菓子は、石のお皿SUZURIの上に載せました。

本来であれば、三方(さんぼう)という、神様にお供え物をする際に使用する木の台に載せるのですが、ここはシックに黒いお皿で。

とってもモダンでシックなお月見スタイルの出来上がりです。

 

美しい月を見ながら一杯…という方には、能作Kuzushiがおすすめです。

まるで満月のようなぐいのみです。錫製ですので、お酒を美味しくしてくれます。

底の丸いぐいのみですので、揺らめく輝きがなんとも美しいですよ!

 

そして、月と言えばこれ!というのが、こちらの漆器。

その名も「おぼろ月」です。金箔細工で有名な、金沢の箔一さんによるお品。

美しい木目の器に、輝く月が金箔で描かれています。

この器にお月見団子をのせるのも素敵ですね!

 

中秋の名月とお月見について、いかがでしたでしょうか。

大切なのは、古来日本人がそうしてきたように、月を愛でることだと思います。

今夜は夜空を見上げて、月に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、中秋の名月、お月見をお楽しみください。