日本の厳かな元旦を華やかに彩り、家族の健康と繁栄を願う「おせち料理」。

毎年自分でおせち料理を手作りをするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご存じの通り、おせち料理とはお正月に食べるお祝いの料理。「おせち」とは本来、暦上の節句のことを指し、その際に頂く料理を「おせち料理」と呼んだため、現在では節句の一番目にあたる正月の料理を指します。

また、そんなおせち料理になくてはならないのが「お重・重箱」。おせち料理は「めでたさを重ねる」という意味で縁起をかつぎ、古くから重箱に料理を詰めて出されます。
(ちなみに「お重」と「重箱」の呼び方の違いですが、2語とも意味は同じです。「重箱」を丁寧に言う言葉が「御重(おじゅう)」なのだそうです。)

もちろんお手持ちの大皿や銘々皿におせち料理を盛り付けるのも素敵ですが、つややかな重箱にきっちりと綺麗に詰められたお節料理は、まるで宝石がちりばめられた玉手箱のよう。


ご家族やご友人への愛情を込めて作ったおせち料理をお気に入りの三段重のお重・重箱に詰めれば、より一層お正月らしい華やかな食卓の出来上がり。新しい一年の始まりに相応しい、厳かで暖かな時間をお過ごし頂けることでしょう。