近頃の気候は、温かくなったり寒くなったりを繰り返していますね。

みなさま、体調など崩されていませんか?

私はいまだに花粉症に悩まされております。

 

さて、前回の投稿では、美味しいお茶の淹れ方を紹介させていただきました。

いかがでしたでしょうか?

ふと、前回の記事を書いてて思い出したのですが、当店には鋳物のポットといわれるものが、2点あります。

一つは、前回ご紹介させていただいた、鋳心ノ工房山形鋳物のティーポット

かわいらしいコロンとした形と、高い保温性が魅力の商品です。

 

そして、もう1点が東屋水沢姥口鉄瓶。こちらは南部鉄器の鉄瓶となります。

鉄瓶とティーポット、果たしてその具体的な差ってどこにあるのでしょうか。

 

この機会に、私自身の知識の整理もかねて、2つの違いをはっきりさせておこうと思いたちました。

今回は南部鉄瓶と山形鋳物のティーポットの違いについて、ご紹介します。

買う時の参考にしてくださいね!

 

ちなみに、山形鋳物と南部鉄器のちがいについては、過去の投稿でご紹介しておりますので、よろしければご参考にしてください。

「南部鉄器と山形鋳物?」

山形鋳物のティーポットと、南部鉄瓶、2つの違いとは?

当店で扱っているティーポットと南部鉄瓶には、大きく2つの違いがあります。

1. ポットの内部がホーロー加工されているか、鉄のままか

まず1点目、ポットの内部の仕様がことなっております。

 

鋳心ノ工房のティーポットの内部は、ホーロー加工が施されています。なので、錆つく心配が少なく、手入れが簡単なことが特徴です。

それに比べて、東屋の水沢姥口鉄瓶は、内部もホーロー加工などは施されておりません。すべてが鉄でできております。

 

「鉄瓶で水を飲むと鉄分が摂取できる」と聞いたことはありませんか?これは、南部鉄瓶のように、内部まで鉄でできているものを指しています。鉄の成分が溶け出し、少しではありますが、鉄分摂取が可能です。

 

山形鋳物のティーポットのように、内部がホーロー加工されているものは、鉄が溶けだすことはないので、手入れは楽ですが、鉄分摂取はできません。

 

手入れ面で言いますと、内側も鉄でできている南部鉄瓶は、錆びてしまわないように注意が必要です。

 

どちらにも、鉄分や手入れについてなど、一長一短がありますね。

2. やかんか急須か

南部鉄瓶と山形鋳物のティーポット。このままの名前ですと差がわかりづらいですが、用途をはっきりさせれば、一気に差が見えてきます。

 

東屋の南部鉄瓶はやかんです。なので、直火にかけて、おいしいお湯を入れることができます。

一方、鋳心ノ工房のティーポットは急須です。直火にかけることはできません。お茶を淹れる際に使用するティーポットです。

いかがでしょうか?2つの鋳物のポットの差、お分かりいただけましたでしょうか。

もうすでに分かっていたという方もいらっしゃったかもしれませんね。

こちらを参考に、用途に合わせたものを探してみてください。

 

ちなみに、私が思う、2つのポットの一番良い使い方は、まさしくダブル使い!

水沢姥口鉄瓶でお湯を沸かして、おいしいお湯を作り、それを山形鋳物のティーポットに入れてお茶を作る。

最高に美味しいお茶ができること間違いなしです!

ぜひお試しあれ!

 

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